トレンドマイクロと日立製作所は7月29日、仮想化システムにおけるネットワークセキュリティ分野での協業に合意したと発表した。両社は共同で、仮想化環境を活用したネットワークセキュリティソリューションを提供する。
協業の第1弾として、日立が統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」のサーバ仮想化機構「Virtage」を使った仮想化環境において、トレンドマイクロのウェブセキュリティ製品「Trend Micro InterScan Web Security Virtual Appliance(IWSVA)」、およびメッセージングセキュリティ製品「Trend Micro InterScan Messaging Security Virtual Appliance(IMSVA)」が動作する環境を構築するサービスを、7月30日より提供する。
このサービスにより、Virtageによる仮想化環境で安全性の高いウェブシステムやメール管理システムの構築が可能となるという。「ブレードサーバを活用したさらなるシステム統合を推進できる」(日立)。すでに両社は、BladeSymphonyのハイエンドモデル「BS1000」上において動作確認をしているとのこと。
今後は、BladeSymphonyの「BS2000」でも動作確認する方針。また、データセンター向けシステムやクラウドコンピューティング基盤へも適用することで、メニューを拡充する計画だ。
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