ソニーは8月27日、液晶テレビ「BRAVIA」に採用している独自のウィジェットサービス「アプリキャスト」において、体験アプリ「x-Message Board」「x-Tuning」を提供開始すると発表した。同日から2010年1月29日までの期間限定サービスとなり、利用は無料。ユーザーサポートはされない。
体験アプリとは、ソニースタイルが運営する「体験空間」から提供されるベータ版のアプリ。ユーザーからフィードバックを受けることで、一緒に開発していくことが特徴だ。
x-Message Boardは、携帯電話からBRAVIAに対してメールを送信できるというサービス。30文字までのメッセージと位置情報を知らせる。アプリキャストを立ち上げていなくとも、メッセージが受信された時点でポップアップで確認が可能だ。
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアに対応しており、アプリキャスト搭載テレビであれば利用が可能だ(ポップアップ機能は2008年以降のモデルのみ対応)。携帯電話は専用のモバイルサイトにアクセスし「ケータイID」を確認することで登録できる。
1アプリにつき利用できる携帯電話は3台まで。受信したメッセージは直近5件までが表示され、それ以降は消去されていく仕組みだ。メッセージへの返信には対応していない。
x-Tuningは、ネットワークを介して自宅テレビの画質調整をするというアプリだ。ユーザーはアプリを起動し、画像の選択テストを実施していくことで、好みのテレビ画質に設定できるという。
これは、色温度の異なる画像を見せ、好みの画像を選んでもらうことで、ユーザーの好みを認識し、画質調整するというもの。ユーザーのテスト結果はネットワーク上に保存されるため、画質テスト結果データを収集するという役割も果たす。
対応モデルはBRAVIAの「KDL-V5/J5/XR1/X1/W1/F1/V1/J1/JE1/M1」シリーズ。番組ジャンルや接続機器に合わせて画質モードを切り替える「シーンセレクト機能」を内蔵している「KDL-F5/W5」からの利用はできない。
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