Bill Gates氏にとって、Googleの「Google Chrome OS」は、よく知った敵であるLinuxに非常によく似ている。
Gates氏は今週、米CNET Newsとのインタビューの中で次のように述べた。「Linux OSには非常にたくさんの種類があり、さまざまな方法でパッケージングされ、さまざまな方法で起動されている。ある意味で、わたしは人々が何か新しいものが登場したかのように振る舞っていることに驚いている。何が言いたいのかというと、『Android』はネットブックに搭載され、ブラウザが内蔵されているということだ」(Gates氏)
GoogleはChrome OSが実際にどのように機能するかについて多くを明かしていないので、同OSについて詳しく話すのは難しい、とGates氏は言う。
「情報が少なければ少ないほど、興味深いものになる」(Gates氏)
ブラウザはもっとOSに近い動作をする必要があるという考えについて、Gates氏は、現在のブラウザには多くのプラグインがあり、ブラウザ内でさまざまなことが実行されるようになっているため、ブラウザは既に極めて幅の広いコンセプトになっていると指摘した。
「それは、ブラウザという言葉が実際には意味のない言葉になってしまったことを示している。何がブラウザで、何がブラウザではないのか。ユーザーが映画を再生しているとき、それはブラウザなのか、それともブラウザではないのか。注釈を付けているとき、それはブラウザなのか。テキストを編集しているとき、それはブラウザなのか、それともブラウザではないのか。多くの場合、それは真の変化というよりも、用語の乱用である」(Gates氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス