Q2では、過去(1、2年前)、現在、未来(1、2年後)でテレビ番組を見る際のテレビとワンセグの割合を比較した。すると、過去では「テレビの方が多い」が90%で、「ワンセグの方が多い」がたった1%だったが、現在では「テレビの方が多い」が72%と以前よりも下がっており、未来では「テレビの方が多い」が64%、「ワンセグが多い」が7%となり、「ややワンセグが多い」の9%を合わせると16%になる。このことからユーザーのニーズが、ワンセグを併用する傾向にあるのではないだろうか。
Q3では、ワンセグの利用シーンについて年代別で尋ねた。すると、全体では「時間がある時に暇つぶしで」が57%で最も多く、次いで「電車やバスなどの乗物内で」が36%、「会社や学校での休憩中」が28%と続き、ユーザーは時間の空いた時や手持ち無沙汰の時にワンセグを閲覧していることが伺える。
注目した点は、「自分の部屋で」を選択したユーザーで全体では20%に止まるものの、10代では44%、20代は20%、50代でも15%が回答していることである。
これを下記のQ4で尋ねている「自分専用の部屋の所有有無」と照らし合わせてみた。すると、10代で所有していると回答したユーザーは81.4%で最も多く、次いで20代では57.9%と続いた。このことから、自分の部屋を所有しているユーザー程、ワンセグを利用しやすい傾向にあるのではないだろうか。
見たい時にどこでも閲覧でき(まだ一部で見られない地域はある)、画質が向上し、独自のデータ放送が受信できるなどのメリットによって、今後ユーザーがワンセグで閲覧するニーズは幅広い世代を通して増加するだろう。
次回は、ワンセグのながら視聴やワンセグにおけるCMの効果を検証していく。
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本調査はインターネットリサーチを使ったものです。あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象:10代〜50代までワンセグを利用している男女500人
調査期間:2009年6月17日〜2009年6月19日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
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