Googleは米国時間6月24日、サードパーティーパブリッシャーに広告を販売および配信する同社プログラム「AdSense」について、携帯端末向けにベータプログラムを公開することを発表した。小規模な開発者グループ向けにテストを既に開始していたが、一般参加が可能となった、とプロダクトマネージメント担当バイスプレジデントSusan Wojcicki氏はブログ投稿で述べた。
モバイルアプリケーションは、最近のソフトウェア開発において話題の中心となっている。AppleのApp Storeは成長を続け、他社も独自のアプリケーションストアを代わりに展開している。多くの収入がアプリケーションの売り上げ自体で得られているが、別の収入源が現れつつあり、AppleはiPhone OS 3.0を公開してアプリケーション内での決済を可能にした。
Googleは当然、この動きに加わりたいと考えている。同様のサービスを既に提供して企業は他にもあり、例えばAdMobは、iPhoneアプリケーションとして強い存在感を示している。しかし、Googleは広告に関しては大手だ。
それでも、AdSenseの成長は、世界中で広告支出の急激な縮小が進むなか、2009年になって鈍化しており、同社は、携帯端末への移行に成長の余地を見いだしている。Googleは2009年、AdSenseをゲームに提供することで、同社得意分野からの拡大を図っている。
今回のベータ版に参加するにあたり、注意点がいくつかある。アプリケーションは、1日あたり10万ページビューを生み出し、無料である必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」