ウェブ利用者がGoogle Mapsの地域のリスティングにどうたどり着いたか。Googleは地域の商店に対し、これを知るためのデータを提供する。狙いは、特定のエリアの住人がなぜピザばかり検索しているのかといったことが分かるようにすることだ。
小規模な企業は、Googleのサービスを利用することで、「pizza San Francisco(ピザ サンフランシスコ)」の検索結果とともに表示される、リスティング広告を作成できる。この際、「Google Local Business Center」というサービスを経由して得られた企業ウェブサイトへのリンクと所在地情報もGoogle Maps内にポップアップ形式で表示される。Google Local Business Centerでは住所や電話番号を登録するようなことが以前から可能だったが、ローカルサーチ担当プロダクトマネジメントディレクターを務めるCarter Maslan氏によると、今度は検索結果のデータも同Center内のダッシュボードに追加されるという。
例えば、サンフランシスコのピザ屋は、リスティングにたどり着く検索者の郵便番号、入力したキーワード、検索に関する基礎データを知ることができるとMaslan氏は述べる。目的は企業ユーザーが、配達エリアの拡大や、特定地域への宣伝、地元のピザ屋に求められるものについてビジネス判断を下せるようにすることだ。
「検索パターンを視覚化することにより、ビジネスオーナーを支援したい」とMaslan氏は述べる。この機能はGoogleのAdWordsやAdSenseプログラムの利用者には提供されていない。
同サービスは米国時間6月1日より、米国におけるGoogle Local Business Centerのアカウント保有者に向けて、段階的に提供され始める。他国への展開はその後にある予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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