Microsoftは米国時間6月18日、NBC Universalと契約し、同社のテレビ広告枠販売を支援することになったことを発表した。
この提携の下、NBCは2009年秋より、米国内テレビ向けとケーブルテレビ向けの広告枠の一部をMicrosoftに提供する予定だ。Microsoftは「Admira」システムを利用して広告枠を販売する。同システムは、統計データを利用して広告枠の買い手が求める市場セグメントにリーチすることを支援するもの。
この提携における金銭面での条件は公開されていない。Microsoftはテレビ広告市場でもGoogleと競合しているが、2社ともテレビ広告枠を売買する際の伝統的な手段を大きく変えようと試みる新規参入者でもある。インターネットオークションサイトのeBayもこの市場への参入を試みたが、結局はリソースを他の分野に投じることを選択した。
NBCは2009年3月よりAdmiraの評価を行っており、ロサンゼルス地区での広告枠販売に利用している。
NBC Local Mediaの幹部であるFrank Comerford氏は、「ロサンゼルス地区で行ったシステムの最初のテストは、幸先の良いスタートを切った」と声明で述べている。「Admiraは、まったく新しいセグメントの広告主を地元の広告市場にひきつけるための助けとなる可能性がある。特に、中小企業はこのようなシステムがなければ、地元のテレビ局の広告枠を購入することはできないだろう。これは大きな前進といえる」(Comerford氏)
Microsoftは、2008年にNavic Networksを買収したことでテレビ広告枠販売事業を手に入れた。
MicrosoftとNBCの提携は、Wall Street Journalによって報じられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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