凸版印刷は6月19日、同社が運営する電子チラシサイト「Shufoo!(しゅふー)」を、NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)の無線LANポータルサイト「Wi-Fine」の公式メニューとして、携帯ゲーム機などの無線LAN搭載端末へ配信すると発表した。同日より配信を開始しており、利用料は無料。
Shufoo!は、20代から40代の女性を対象に、現在地周辺のスーパー情報や生活情報を配信する電子チラシサイト。今回のサービスでは、これまで配信してきたPCやテレビ、携帯電話に加え、ニンテンドーDSiやプレイステーション・ポータブル(PSP)、iPhone、iPod touchなど、無線LAN搭載端末への配信が可能となった。
近年、携帯ゲーム機やiPhoneなど、無線LANを利用できる携帯端末が広く一般に普及してきた。凸版印刷では、配信対象の機会を増やすことで、従来の無線LANユーザーであったノートPCを使うビジネスマンだけでなく、より幅広いシーンでの利用を促す。DSiやiPhone、iPod touchでは、タッチパネルを使いチラシをめくるような感覚で利用できるという。
同社では今後、スーパーなどの小売店を対象に、無線LANを利用した買い物サポートサービスを検討しているという。具体的には、ショッピングカートにDSiを設置し、ネットでのみ配信しているチラシをチェックしながら買い物するという、新しい販売促進の仕組みを提供していくとしている。
なお、NTT-BPのWi-Fineでは同日より、配信するコンテンツとエリアを拡充した。コンテンツではこれまで、現在地の「天気」と地下鉄の「駅周辺情報」に限り、場所に応じた情報を配信していた。今回の拡充では、現在地周辺の「地図」、飲食店などの「店舗」、近隣店舗の「ちらし」などのコンテンツを追加し、閲覧できるという。
また、提供エリアについては、阪急、阪神エリアや、19の空港を含む100エリアを拡大したという。これにより6月19日時点、鉄道や空港、カフェ、ファーストフード店など、全国約1100エリア、2200アクセスポイントで利用できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果