イー・コマース・テクノロジーは7月24日、電子カタログ/チラシなどの効果測定ASPサービス「RealTrend for デジタルBOOK」を開始すると発表した。電子カタログ/チラシごとにアクセス履歴を表示し、読者の閲覧パターンや嗜好を分析可能にするという。凸版印刷の電子チラシ掲載サイト「Shufoo!」に7月下旬から本格導入する。
イー・コマース・テクノロジーによると、最近、小売事業者はカタログやチラシの電子化を進めており、アクセス履歴をもとにした効果測定も始まっている。しかし、従来のアクセス履歴分析サービスは「バッチ的に提供されており、集積された月次のデータは仮説の域を超えない」(同社)という。
RealTrend for デジタルBOOKでは、ページビュー(PV)や閲覧時間の統計を表示するほか、読者が電子カタログ/チラシのどの部位を拡大して閲覧したか、あるいは印刷したか、といった情報を提供する。またリンク/クリックの統計や、付箋、ペンツールの利用統計なども集計する。小売事業者は、閲覧数は多いが購入数の少ない商品などを把握でき、消費者の意識動向をリアルタイムに分析できるという。
料金は初期費用が5万円、月額料金が1万5000円から。イー・コマース・テクノロジーでは、初年度300社の顧客獲得を目指す。今後はブログや電子商取引(EC)サイトとの連携も視野に、順次機能を拡張していくという。
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