毎年、数多く開催されているテレビのオーディション番組や芸能プロダクションのコンテスト。実際に「芸能界に入りたい」と思う人はどのくらいいるのだろうか?ネットユーザーに意識調査を行った。集計回答数は男女562名。回答者のテレビ視聴頻度は、「頻繁に見る」34.9%、「たまに見る」48.2%、「まったく見ない」16.9%。
まず、もしチャンスがあれば、収入の安定が見込めなくても芸能界に入りたい(裏方の仕事も含む)と思うか聞いてみた。「入りたい」と回答した人は4.1%、「どちらかというと入りたい」が12.6%で、合わせると16.7%(94名)が『チャンスがあれば入りたい』と回答。既に「入っている」とした人も6名(1.1%)いた。
性別・年代別に見ると、女性と40代が20%台とやや多い。テレビ視聴頻度別では、テレビを見る頻度が高い人ほど『チャンスがあれば入りたい』とする比率が高く、「頻繁に見る」とした人では25.5%と「まったく見ない」人を19.2ポイントも上回った。
『チャンスがあっても入りたくない』と答えた462名に、「収入が安定するのであれば」との条件で芸能界入り(裏方の仕事も含む)の希望を聞くと、「入りたい」が5.2%、「どちらかというと入りたい」が12.6%で、合わせて17.7%(82名)が『収入が安定すれば入りたい』とした。女性では 24.0%にのぼっている。テレビ視聴頻度別では、やはり頻度が高い人ほど「入りたい」とする人の比率が高く、「頻繁に見る」とした人では26.4%を占めた。
上記から『チャンスがあれば入りたい』と『収入が安定すれば入りたい』を合わせた全体の31.3%(176名)が、「芸能界入り」に意欲を示したことになる。この人たちに、もし芸能界に入るなら、出演者と裏方どちらのほうがいいか尋ねた。
全体では54.5%が「裏方」で「出演者(45.5%)」をやや上回る結果に。しかし、男性と30代では「出演者」が半数を超え、女性と20代では「裏方」が60%台になるなど、性別・年代で違いが見られた。
続いて「出演者」を希望する人に、どの職業に就きたいか1つ選んでもらった。1位は「俳優」で35.0%。次いで「タレント」26.3%、「ミュージシャン」23.8%の順に。他は10%に満たなかったが、女性と20代のみ「声優」が10%を超え、希望者が目立った。
出演者を希望する最大の理由は「仕事として興味があるから」が48.8%で、性別・年代問わずトップ。以下「売れればお金持ちになれるから(16.3%)」「華やかな世界に憧れるから(12.5%)」と続いた。
男性では「華やかな世界に憧れるから」、20代では「売れればお金持ちになれるから」、30代では「仕事として興味があるから」がそれぞれ他よりも高く、特徴的だ。
対する「裏方」希望者が就きたい職業は、「美術担当者」が20.8%で最も多く、次いで「脚本家」「プロデューサー・ディレクター」が17.7%で同率に。それに「マネージャー(10.4%)」が続いた。男性と30代で「プロデューサー・ディレクター」、40代で「脚本家」が、それぞれ他の年代より高かった。
裏方を希望する最も大きな理由は、「仕事として興味があるから」が54.2%、「テレビ番組や映画作りに関わってみたいから」が36.5%と集中し、他は数%程度。男女ともに全体とほぼ同じ傾向だが、40代でのみ「テレビ番組や映画作りに関わってみたいから」が1位となっている。
ちなみに『芸能界入り希望者』のうち、芸能界に入るために、ネットで情報を集めたことが「ある」のは10.2%。若い年代ほど高いが20代でも16.1%程度であり、希望はあっても実際にネットを利用してアクションを起こす人は少ない事がうかがえる結果となった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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