PCのデスクトップを飾る「壁紙」を無料で提供するサイトは多い。壁紙専門のサイトに加え、各種キャンペーンのPRで壁紙プレゼントをうたうサイトも増えている。実際のところ、PC利用者の利用状況はどうなのだろうか。ネットユーザー485名のうち「自宅でPCを使っている」462名の回答を集計した。
「自宅のPCのデスクトップ壁紙を変えたことがある」人は、全体の81.8%。男女別では、女性の84.6%に対し男性では79.4%という結果に。年代別では、20代の86.4%に対し40代では77.2%で、男性より女性のほうが、また若い年代ほど高かった。その頻度は、「年に1回くらい」が28.6%、「何年も変えない」が27.0%、「半年に1回くらい」が18.5%と、さほど頻繁ではない人が7割以上を占めた。
壁紙を変えた経験のある人に「デスクトップ用壁紙を無料でダウンロードしたことがあるか」聞いたところ、全体の82.5%が「ある」とし、そのうちの95.2%がダウンロードした壁紙をPCのデスクトップに設定したことがあると答えた。女性(78.5%)より男性(86.3%)のほうが、また年代が高いほど壁紙のダウンロード経験が多いようだ。
無料壁紙の情報を何で得たか複数回答形式で聞くと、70.5%が「他の目的でサイトにアクセスしたら、無料壁紙があった」と回答。続く「壁紙配布サイトを検索した」の30.4%を大幅に上回った。
「他の目的でサイトにアクセスしたら、無料壁紙があった」とした人は、女性(76.1%)が男性と10ポイント以上の差、40代(78.7%)が20代と25ポイント以上の差をつけた。男性より女性、また年代が高いほど偶然見つけてダウンロードしている様子。
無料壁紙をダウンロードしたサイトを複数回答形式で聞いたところ、66.0%が「企業の商品・キャンペーンサイト等から」と回答。性別、世代別を問わずトップだったが、中でも40代では71.3%と高く、20代と10ポイント以上の開きがあり、年代が上がるほどキャンペーンサイトを活用していることが浮き彫りになった。
続く「個人で壁紙を配布しているサイト」「壁紙配布専用サイト」は、全体では30%台だが、20代だけが50%を超えており、20代では壁紙取得を目的にサイトにアクセスする人も多いようだ。
ダウンロードサイト別に見ると、「企業の商品・キャンペーンサイト等」からダウンロードした人の約80%、「アーティストサイト」「芸能人サイト」からダウンロードした人の約70%が、「他の目的でサイトにアクセスしたら、無料壁紙があった」としている。壁紙目的でアクセスしたわけではないものの、無料壁紙の存在を歓迎している人は多いようだ。
一方、「壁紙配布専用サイト」からダウンロードした人の約70%は「壁紙配布サイトを検索した」としており、好みの壁紙を積極的に探してアクセスする人が多いことを物語った。
「無料のデスクトップ壁紙の魅力」を自由回答形式で記述してもらったところ、「無料でデスクトップを変更できる」との意見が多数。また、「気軽に気分転換できる」という声も見られた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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