NTTドコモ、衛星通信を384Kbpsに高速化--2010年前半に開始

　NTTドコモは2010年前半より、衛星電話サービス「ワイドスター」の次期サービスを提供開始する。パケット通信速度を現在の最大64Kbpsから同384Kbpsに高速化する予定だ。

　提供エリアは現行のワイドスターと同様、日本全土および日本沿岸から約200海里までの海上エリア。主に山間部、船舶、島しょ部における通信手段として、音声サービスやパケット通信サービス、FAX機との接続サービスが利用できる。

　また、2010年4月より、最大200ユーザーに対して、音声、FAX、メールといった複数の手段から連絡できる「一斉同報サービス（仮称）」の提供を開始する予定だ。

　これに伴い、2012年3月31日をもってパケット通信方式を採用したモバイルデータ通信サービス「衛星パケットサービス」の提供を終了する。新規申し込み受付の終了時期については、決定次第発表するという。また、2009年6月4日からは、これから衛星パケットサービスを申し込む顧客に対して、「ワイドスター・デュオ レンタルサービス」を1年契約で利用できるようにする。