4年連続国内シェアトップを記録--シャープが語る2009年の携帯電話市場 - (page 3)

ユーザー目線で商品力を強化

 国内市場に目を戻すと新販売方式の普及に伴い需要が減退し、買い換えサイクルが長期化。経済環境の悪化とともに、携帯電話市場は縮小している。2007年度には5000万台を超えた販売台数が、2008年度には3500万台(JEITA調べ)にまで減少。2009年度にはさらに落ち込み3300万台(シャープ予測)としている。その中でシャープは海外の比率を高め、2009年度は1230万台(国内830万台、海外400万台)を出荷する予定。その上で、国内シェア30%に挑戦していくとした。

 ユーザー動向を見ると、従来はハイエンドモデルが50%を占めていたが、現在ではミドルレンジモデルが45%と主流になっている。経済環境にあわせ変化するユーザーの動向を注視しながら商品を開発することが重要となっているという。そこで、2009年度の方針として以下を掲げた。(1)シャープの特徴的な機能をさらに強化、(2)新たな価値を提供できる機能の搭載、(3)リーズナブルな商品でもキーとなるポイントを作ることで、グローバルな視点とユーザー目線で商品力を強化し、市場に活気を取り戻すような商品を提供していく。

ユーザーの購入動向が変化し、現在ではミドルレンジの端末が人気。ハイエンドモデルだけでなく、ミドルレンジの製品が提供できるかどうかも重要 ユーザーの購入動向が変化し、現在ではミドルレンジの端末が人気。ハイエンドモデルだけでなく、ミドルレンジの製品が提供できるかどうかも重要
2009年度は、特徴的な機能の強化や新機能の搭載、リーズナブルな端末でも特徴を持たせるとした 2009年度は、特徴的な機能の強化や新機能の搭載、リーズナブルな端末でも特徴を持たせるとした

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