KDDI、沖縄セルラーは5月25日、au携帯電話の新ラインアップとして8モデルを発表した。5月29日より順次発売する。
夏モデルとしては、すでに発表した「iida」4機種と法人向け携帯電話「E06SH」を加え、合計13機種のラインアップとなる。「去年と違う夏」をテーマに掲げ、数よりも「国内初」となる機能を重点に置いた端末をそろえた。
会場でもっとも注目を浴びていたのは、電子ビューア「Book Player」を搭載し、7Gバイトの大容量データフォルダを持つ「biblio(ビブリオ)」(東芝製)だ。小説ならば約5000冊が入るという。また、「Wi-Fi WIN」にも対応しており、無線LAN環境で手軽にインターネットコンテンツを利用できる。
液晶は、約3.5インチのフルワイドVGA++(480×960ドット)。タッチ操作で「EZブック」を操作できる。画面を横向きにすると10キーがQWERTYキー表示に変わる国内初の操作性を備えたほか、19種類の電子辞書をプリセットした。
また、4月にKDDIが発売を表明していた防水機能付きでソーラー充電ができる「SOLAR PHONE SH002」(シャープ製)を発表。「太陽充電で“去年と違う夏”にしたい。夏より前に発売する」(取締役執行役員常務 コンシューマ商品統括本部長 高橋誠氏)としており、間もなく発売されるものと見られる。
このほかにも、ハイビジョンムービーが撮影できる「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」(日立製作所製)、防水仕様で「Run&Walk」にも対応したスポーツ向けケータイ「Sportio water beat」(シャープ製)、タフネスケータイ「G'zOne CA002」(カシオ計算機製)を発表。
さらに「グローバルパスポート」対応の携帯電話でかつウォータープルーフに対応した「T002」(東芝製)、10.9mmの薄型ボディに3.2Mカメラと3インチのIPS液晶を搭載した「K002」(京セラ製)、使いやすさを追求した「簡単ケータイ K003」(京セラ製)の8機種が新発表の製品となる。
先に発表したNTTドコモ、ソフトバンクモバイルともに19機種のラインアップをそろえており、新製品としては8機種と少ない。それについて代表取締役社長兼会長の小野寺正氏は、「外観だけ変えて中身が同じものを増やすのも1つの方法だが、新機種という意味ではあまりに意味がない。日本初、業界初を取りそろえて出していくことが、新しいニーズを開拓する上で重要だ。新しいもの、使いやすいものを提供することで全体的な底上げを図っていきたい」と述べた。
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