Googleは、「Chrome」ウェブブラウザに実装されているJavascriptエンジンの改良を行った。
同社は米国時間5月21日、ChromeのJavascriptエンジン「V8」がアップデートされ、新バージョンの「Webkit」ブラウザエンジンと組み合わせることで、Javascriptを多用するウェブページの表示速度が、最高で30%向上すると発表した。最新版は、Chromeの現在利用中のバージョンへ、自動的にダウンロードされる。
Javascriptエンジンは、ブラウザのスピード競争で優位に立つため、さまざまなベンダーが2009年中にブラウザ性能の改良を目指す中で、その競争の最前線にも位置づけられるようになっている。Chromeは、2009年に入って、米CNETが実施したJavascriptのベンチマークテストにおいても、Firefox、Safari、Internet Explorer(IE)を上回る好成績を残している。
また、Googleは、いくらか他にもChromeに変更が加えられたことを発表した。Chromeで新しいタブを開く時、職場での閲覧は勧められない、気まずいウェブサイトが、頻繁に訪れているサイトとしてリストアップされることがないようにする、新機能などが追加されている。さらに、Chromeにも、他の多くのブラウザで実装されている、フォームのオートフィル機能が標準装備されるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス