ジョイントベンチャーによるオンライン動画ポータルのHuluとThe Walt Disney Companyは米国時間4月30日、Disneyが傘下のABC Enterprisesを通じてHuluに参加することを発表した。Huluは現在、NBC Universal、News Corporation、投資会社のProvidence Equity Partnersによって運営されている。
これにより、Disneyの所有するABC、SOAPnet、ABC Familyといったチャンネルのテレビ番組がHuluで閲覧できるようになる。たとえば、「Lost」「Grey's Anatomy」「Ugly Betty」「Scrubs」などの番組だ。また、Disney映画もHuluにおいて広告支援型でストリーミング提供されるが、作品名は明らかにされなかった。声明では内容を「近々」発表すると説明している。
約1カ月前からDisneyがHuluに参加を検討しているとの報道がされていた。
The Walt Disney Company社長兼最高経営責任者(CEO)Robert Iger氏のほか、Disney Media Networksの共同会長でDisney-ABC Television Groupの社長を務めるAnne Sweeney氏、Disneyの企業戦略、事業開発、技術部門担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるKevin Mayer氏がHuluの取締役に名を連ねる予定だ。
ABCではすでに相当量のテレビコンテンツをABC.comでストリーミング配信しており、「iTunes Store」の動画ダウンロードにも当初からDisney所有のテレビや動画コンテンツが登場していた。
AppleのCEO、Steve Jobs氏は2006年にPixar Animation StudiosをDisneyに売却しており、Disneyにとって最大の個人株主となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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