ヤフー2009年3月期決算、後半に広告伸び悩み

鳴海淳義(編集部)2009年04月28日 19時16分
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 ヤフーは4月28日、2009年3月期(2008年4月〜2009年3月)の連結決算を発表した。売上高は2657億円(前年同期比1.4%増)、営業利益は1346億円(同7.9%増)、経常利益は1329億円(同9.4%増)、純利益は747億円(同19.3%増)で、サービス開始以来12期連続で増収増益を達成した。

 広告事業は1388億円で前年から25%増えた。ディスプレイ広告において、行動ターゲティング広告やデモグラフィックターゲティング広告への評価が高まったほか、インタレストマッチやモバイルの検索連動型広告の売上が伸びた。

 ただ、第4四半期は景気悪化の影響を受け、ディスプレイ広告の売上が減少したほか、検索連動型広告においても一部の業種で広告出稿が大きく減少したという。

 ヤフーは2009年4月30日付けでUSENからGyaOの株式51%を取得し、連結子会社化する。今秋にもYahoo!動画とGyaOを統合する予定で、2009年度中の黒字化達成を目指す。ヤフー代表取締役社長の井上雅博氏は動画事業の赤字解消の方法について2点挙げた。

 「1つは両サービスをあわせて売り上げを増やす。特にGyaOは動画広告の営業に関してはヤフーよりも一歩先を行っている。2つ目は配信コストを下げる。GyaOよりヤフーのほうが安く配信できているので全配信をヤフーのシステムに載せることでコストを大幅に減らせる」(井上氏)

 2010年3月期第1四半期(2009年4月1日〜6月30日)の連結業績は、売上高661〜691億円、営業利益324〜341億円、経常利益321〜338億円、純利益190〜201億円を見込む。

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