ヤフーとUSENは4月7日、ヤフーがUSENの100%子会社であるGyaOの株式の51%を譲り受けるとともに、2009年秋からYahoo!動画とGyaOの両サービスを統合させることに合意した。
狙いは映像配信ビジネスの規模拡大だ。これまでは動画配信サイト、配信システム、ビジネスモデルなどが事業者ごとに異なり、小さな市場が点在していた状態だったという。今後は両社の映像配信サービスを軸に、映像配信システム、広告システム、課金システムを統合し、スケールメリットを生かしていく。
GyaOはヤフーとUSENのジョイントベンチャーとなる。資本金は2億5000万円。株主構成はヤフー51%、USEN49%。代表取締役社長はヤフーメディア事業統括本部の川邊健太郎氏が務める。
統合後の新たな動画配信サイトのURLは現在のGyaOと同じ。ブランド名は未定としているが、ヤフー代表取締役社長の井上雅博氏は、「個人的な意見としては、GyaOというブランドが多くの視聴者に支持されているので、大事にした方がいいと考えている」と述べた。
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