「家電を買い換えたい人」が利用したいサイトとは?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年04月28日 11時58分

 地球環境の保全や電気代の削減を意識して、家電に省エネを求める風潮が近年高まっている。それを受けてチームマイナス6%(環境省)が、国内家電メーカー・家電量販店と連携して開発したのが、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」だ。現在持っている家電と買い換えたい家電の省エネレベル(年間電気代やCO2排出量)比較が携帯電話やパソコンで簡単にできるという。

 省エネ家電への関心としんきゅうさんの利用について、20代から40代のネットユーザー男女376名の回答を集計した。現在買い換えたい家電が「ある」としたのは49.5%、「ない」は50.5%。

 家電を買い換えるときに、省エネレベルを「気にする」人は29.8%で、「どちらかというと気にする(44.4%)」を合わせた「気にする派」が 74.2%を占めた。「気にする派」は女性(79.4%)と30代(83.5%)に多いようだ。一方「どちらかというと気にしない」「気にしない」とする「気にしない派」は合計25.8%と少数。

 「気にする派」279名に、省エネレベルを気にする理由は何か尋ねると、「電気代をおさえられるから」が53.8%でトップ。「(エコ・電気代)どちらも気になる」が41.6%で続き、「エコに関心があるから」は4.7%にとどまった。男性は「電気代」を気にする人が多いが、女性の多くは「どちらも気になる」様子。年代別では40代のみ「どちらも気になる」が最多だった。

 全員に、家電を買い換えるときにしんきゅうさんを利用してみたいと思うか尋ねると、半数以上(53.5%)が「利用してみたい」と回答。女性では58.2%が支持しており、年代別では40代の65.3%がトップ。上の年代ほど高くなる傾向が見られた。

 この結果を省エネレベルの意識度別に見ると「気にしない派」では利用希望者が21.6%だったが、「気にする派」では64.5%と大差。省エネ意識の高い人ほど、利用意向が高いことがわかった。また、買い換えたい家電が「ある」とした人でも、60.8%が利用意向を示しており、買い換えの際に効果的に利用される可能性が高いことがうかがえる結果となった。

 買い換えたい家電が「ある」と答えた186名に具体的な商品を聞いたところ、トップは「テレビ(59.7%)」、次いで「冷蔵庫(36.6%)」、「エアコン(21.0%)」「電球・蛍光灯照明器具(17.7%)」の順に。「その他」の自由回答では「掃除機」「洗濯機」が目立ち、「DVD」や「ブルーレイレコーダー」なども見られた。

 省エネレベルを気にする人や買い換え検討中の人を中心に、利用の定着を予感させるしんきゅうさん。現在比較できる家電は上記で上げた、「テレビ」「冷蔵庫」「エアコン」「電球・蛍光灯照明器具」の4種類だ。今後、利用が定着していけば、「掃除機や洗濯機の比較もできるようにしてほしい」などの要望が増えていくのかもしれない。

しんきゅうさんを利用してみたいですか

■関連調査:家電購入時に7割強が省エネレベル気にするも、決め手は価格(2008年7月24日)

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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