2009年の「習い事・スクール・講座」は仕事より趣味が優勢

アイシェア rTYPE リサーチ2009年04月24日 11時36分

 新年度を迎えて心機一転、新しいことにチャレンジしようと思っている人もいるのではないだろうか。そこでこれからはじめたい習い事について20代から40代のネットユーザー男女357名に調査を実施、回答を集計した。

 これからしてみたい習い事やスクール・講座が「ある」としたのは全体の36.7%。女性(46.5%)と20代(40.6%)に関心がある人が多かった。してみたいことを自由回答で聞いてみると、「簿記」「宅地建物取引主任者」「行政書士」などのビジネス資格や「ソフトウェア開発技術者試験」などのパソコン関係、音楽・美術・スポーツなどの趣味関係と多岐にわたる回答がみられた。

 習い事をしてみたい理由を複数回答で答えてもらうと「趣味(69.5%)」が最も多く、以下「現在の仕事でスキルアップするため(35.9%)」「自信をつけるため(32.1%)」「転職の武器にするため(22.9%)」と続いた。

 男性では「現在の仕事でスキルアップするため(43.1%)」「交友関係を広げるため(25.5%)」といった目的を選ぶ割合が女性より高く、趣味だけではなくキャリアアップや人脈拡大も大切なファクターと考えている様子がうかがえる。

 形態は「スクール(67.2%)」が1番人気。次いで「通信教育(35.1%)」「eラーニング(26.0%)」という結果になった。男女別にみると順位は同様だが、女性で「スクール」が男性を約16ポイント上回る一方、男性では「通信教育(43.1%)」と「eラーニング(31.4%)」の数値がいずれも女性より高かった。男性は時間管理をしやすい形態が好みなのだろうか。

 一方、講座の内容や雰囲気などを事前に体験できる「1日体験レッスン」を受けたことが「ある」としたのは全体の12.6%だったが、「経験はないが興味はある(35.3%)」と答えた人を合わせると47.9%が前向きな様子。女性ではその割合が63.4%に達し、男性と約30ポイントの差がみられた。

 1日体験レッスンに前向きな人にその理由を聞いたところ、「続けていけるかを試すため(49.1%)」「1日だけ体験してみたかったから(43.3%)」との回答が多数を占めた。継続受講を視野に入れての検討手段とする層と、1日限定の気軽な体験レッスンを希望する層で、利用目的は大きく二分される結果に。

 また、女性では「続けていけるかを試すため」が半数以上でトップなのに対し、男性では「1日だけ体験してみたかったから」の方が半数を超える。全体を通して、女性の方が習い事には意欲的で、そのための時間や労力を惜しまない傾向があるといえそうだ。

習い事をしてみたい理由

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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