4月23日、東証マザーズ指数が急上昇した。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)運営のミクシィ、「アメーバブログ」のサイバーエージェント、携帯電話組み込みソフトのアクロディアなど、主力のインターネット関連銘柄、モバイル関連銘柄に値幅制限いっぱいとなるストップ高が続出。風力発電の日本風力開発や液晶検査装置のブイ・テクノロジーなど、ネット関連以外の銘柄にも幅広く買いが入った。マザーズ指数は前日比16.96ポイント高の338.80ポイントまで上昇し、1月6日に付けた年初来高値343.88ポイントに接近。新興市場は東証1部市場と比較した出遅れ感が指摘されてきたが、一気に解消に動き出している。
市場の一部では外国人投資家による新興市場銘柄買いを指摘する声もあったが、実情は違うようだ。ミクシィには同日付日本経済新聞による有料サービス開始報道が手掛かり材料となっており、サイバーエージェントは外資系証券による好意的なリポートが材料となった。各々に個別のきっかけが浮上し、株価が好反応。買いが買いを呼ぶ格好で、他の時価総額上位銘柄にも人気が波及している。
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