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「リックロール」ブームに乗れず--共同作曲者、著作権料でグーグルを非難

文:Greg Sandoval(CNET News.com) 翻訳校正:緒方亮、小林理子2009年04月14日 13時05分
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 2008年にYouTubeでブームになった「リックロール」で再燃した1980年代のヒット曲「Never Gonna Give You Up」の共同作曲者が、搾取をされているとしてGoogleを非難している。

 歌手のRick Astleyが登場する問題の音楽ビデオは、再生回数が1億5000万回を突破している。しかし共同作曲者であるPete Waterman氏の元には、CDをやっと買えるだけの16ドルほどしか入ってきていない。

 Waterman氏は英国のThe Daily Telegraphのオンライン版Telegraph.co.ukに、YouTubeより地元ラジオ局から入ってくる金額の方が大きいと話している。同氏は自らの境遇を「ドバイの外国人労働者に対する搾取の実録」になぞらえている。

 記事の中でWaterman氏は「そんな労働者の気分なんだ。私の年間の仕事に対しGoogleやYouTubeから得た金額は、バーレーン政府からそういった労働者が得た金額より少ない」と語っている。

 GoogleとYouTubeはアーティストに十分な報酬を支払っていないのではという点に関しては、英国では複数のアーティストから批判の声があがっている。YouTubeは英国での音楽ビデオ公開を停止しているが、同社によるとこれは、現地の著作権料徴収団体が法外なレート引き上げを求めているためだという。

 YouTubeの広報担当者は「われわれは当然、アーティストへの報酬は公平であるべきだと考えている。しかし、アーティストにいくら支払われるのかは、アーティストとレーベルの問題だ」と話している。

 YouTubeはドイツでも、現地の著作権団体がレート引き上げを求め始めたことで、音楽ビデオの再生を停止している。

 リックロールは、それと気づかれないようにリンク名を偽って、Rick Astleyの音楽ビデオ「Never Gonna Give You Up」にリンクを張る行為を語る言葉として使われている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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