助成でETC車載器付けたくない?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年04月09日 12時07分

 2009年3月28日に一部地域を除き、高速道路料金の「上限1000円」(土日祝、ETC搭載の普通車等が対象)がスタート。また、3月12日から国土交通省による「ETC車載器新規導入助成」も開始されている。

 ETC車載器を購入する際に、4輪車は5250円、2輪車は1万5750円が購入費用から割引されるというものだが、ネットユーザーはこの助成をどのようにとらえているのだろうか。

 20代から40代の男女に調査を行い、401名の回答を集計した。うち、本人または家族が普通車以下の車両(自動車やバイク)を持っているとしたのは、270名(67.3%)。

 車両所持者に「ETC車載器新規導入助成」が開始されたというニュースを知っているか聞いたところ、全体の76.7%が「知っている」と回答。男女別では男性が84.5%で女性を16.5ポイント上回った。年代別では上の年代ほど認知度が高く、40代では85.0%という結果に。

 助成を知っていた人に、今回の助成制度を利用してETC車載器を購入したか聞くと、「(すでに車載器を搭載しているので)購入する予定はない」が全体の63.3%で最も多く、「(車載器は搭載していないが)購入する予定はない」が27.5%。

 「購入した」は1.0%だったが、「購入しようとしたが売り切れで購入できなかった」が8.2%で購入者を上回った。報道されていたとおり、購入希望者でも売り切れで入手できなかったという人が多いようだ。

 一方、助成を知らなかった人に、助成制度を利用して購入したいと思うか質問すると、「(すでに車載器を搭載しているので)購入したいと思わない」が 49.2%でこちらもトップ。

 しかし、先ほどと変わって「購入を検討したい」が25.4%で2位につけている。「購入したい(1.6%)」と合わせて「購入したい」とする人は27.0%いた。

 「ETC車載器新規導入助成」の認知を問わず、回答者の導入状況を見ると、「すでにETC車載器を搭載している」人が最多で、実に車両所有者の60.0%。26.7%が「今後も購入しない」と回答した。

 全体で見ると「購入した・今後購入したい」とする人はわずか13.3%。未搭載である人の大半が消極的な意向を示していることがわかった。

助成制度を利用してETC車載器を購入したか

関連調査:高速道路1,000円乗り放題を機に、6割がETC新規導入に意欲

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]