各種支払いに使用できるクレジットカードだが、ネットユーザーの利用動向や意識はどうだろうか?20代から50代のネットユーザー男女449名に調査し、回答を集計した。
クレジットカード(自分名義)を比較・検討する際に重視するポイントは、「年会費無料」が80.4%と最も高く、以下、「使える場所が多い(53.0%)」「ポイント還元率が高い(49.7%)」「信頼度が高い(42.8%)」という順だった。
自分名義のクレジットカードを持っているのは全体の87.3%で、その中の73.0%が複数枚のカードを利用していた。年代があがるほど複数枚利用している人が多くなり、20代では38.6%が1枚のカードのみ利用で、自分名義のカード所有率(70.4%)も、他の世代よりも低かった。
クレジットカードを使う理由は、「ポイントを貯めたいから(47.4%)」が最多で、「お金をたくさん持ち歩くのが好きではないから(36.2%)」がそれに続いた。
「ポイントを貯めたいから」は特に女性(54.4%)に多く、「特定のお店で特典があるから(23.4%)」の数値も高めだったことから、女性はお得感もカード利用の動機となっていることが想像できる。
何の支払いにカードを利用しているかを複数回答で聞いたところ、「ネットショッピング」が80.6%で最も多いが、「携帯電話(55.2%)」「プロバイダー料金等の通信料(51.6%)」との回答も半数を超え、40代では、どちらも60%以上がカードで支払いをしていると回答した。
男性では「高速道路(ETC)」52.1%、「ガソリン(44.2%)」と車関係の支払いをあげる人も多く、女性では「デパート(64.1%)」「スーパー(37.7%)」と、買い物で多く使用されていた。また、30代(29.4%)、40代(31.8%)では「光熱費」、40代(30.0%)、50代(28.9%)では「固定電話」が高めだった点も特徴的だった。
クレジットカードを使用して貯まったポイントは43.7%が「金券」と交換していると回答。「金券」に換えるのは男性(37.2%)より女性(52.1%)が14.9ポイント高く、男性では「ショッピングサイトのポイント(34.0%)」や「電子マネー(20.9%)」に換える人など、票が分かれた。また、「マイル」に交換するのは30代(21.0%)が最も多く、性別・年代によってポイントの利用方法に特色が見られた。
クレジットカードの比較サイトは多数あるが、カード所有者でカードを持ってから比較サイトを見たことがある人は30%以上で、そのうち26.0%は「何度か見ている」と回答。カードを所有していない人でも17.5%が「何度か見ている」としている。すでにカードを持っている人も、まだカードを持っていない人もクレジットカードのサービス、新規入会には興味があるのかもしれない。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス