「GyaO」の主導権を手放したUSENがストップ高--中期的な見通しには不安も

 4月8日、USEN株が大量の買い注文を集めて値幅制限いっぱいとなるストップ高まで値を上げた。USENは4月7日、インターネット動画配信サイト「GyaO」を運営する子会社の株式の一部をヤフーに売却すると発表している。

 GyaOはUSENが社運をかけて育成してきた事業。しかし、広告宣伝費など先行投資負担が重く、事業営業収益は赤字が継続していた。その間、USEN本体の業績が悪化しており、財務体質も悪化。有線放送事業など安定事業に軸足を移す一方、社債型優先株を発行するなど資金調達も実施している。

 今回、これまで100%を保有していたGyaOの運営会社の株式の51%を約5億3000万円でヤフーに売却した。運営会社にはヤフー側から社長が派遣され、今秋にはヤフーが運営していた「Yahoo!動画」と統合するスケジュールとなっている。

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