ユーザー数が増えてきたことで、Twitterの使われ方にも変化が見えてきたという。
「だんだんとTwitterがリアルタイムな情報を自分の手元に集約してくれるというイメージが強くなってきた。今後は『Twitter Search』が大きな役割を果たすでしょう。Twitter Searchで『WBC』と検索するといろんな言語のつぶやきが出てきた。リアルに世界中の人がつぶやいているという実感がわきますよね」(枝氏)
Twitter Searchは文字通り、ユーザーがTwitterでつぶやいた内容を検索するサービスだ。数十秒前に発せられたつぶやきも検索結果に表示するため、ブログ検索よりも新鮮なリアルタイム検索を実現する。
Twitter Searchの特徴はユーザーが発言するCMSと、検索エンジンが一体化している点だ。一般的なウェブ検索エンジンのように外部のサイトをクロールするのではなく、自分のサイトをそのままインデックスしているので更新が早い。人気のあるキーワードで検索すると、1分もたたずにそのキーワードを含む新たなつぶやきが追加されたことを通知してくれる。
ブログの場合、記事を公開する前に内容を推敲したり、一週間の出来事をまとめて投稿したりすることもある。一方でTwitterにはブログにアップされる前の段階の断片的な情報が集まる。
2009年1月、ハドソン川に旅客機が墜落した事故は、ブログ記事が掲載される前にTwitterの発言が検索に次々と引っかかってきた。
Gmailがダウンしたときも、それを報じるブログやニュースが現れる前に、世界中のTwitterユーザーの発言がそのとき起きていたことを明らかにしていった。
「Twitter Searchはユーザーのフィーリングを検索可能にしている。リアルタイム検索、あるいは少し未来の検索サービスでもある」(高木氏)
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