インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月31日、メールセキュリティサービス「IIJセキュアMXサービス」に、新たなオプション機能「GDX Mailオプション」を追加した。
GDX Mailオプションは、IIJのグループ会社であるGDX Japanが提供する企業向けメッセージングネットワーク「GDX Trusted Platform」を利用して、メールを送受信する。GDX Trusted Platformは専用のプライベートネットワークで、従来のメール送信に利用されるSMTPとは異なるプロトコルで、安全性と信頼性を確保するという。配送経路は暗号化される。
取引先との受発注に関するやり取りなど、ビジネス上重要なメールの受け取り漏れを防げるとIIJでは説明している。
また、メールの配送状況を、管理者用ウェブ画面から確認できる機能も追加される。メールサーバのログを追うことなく、グラフィカルな画面上で視覚的に配送状況を確認できる。セイコープレシジョンの時刻認証サービスによるタイムスタンプ機能や、90日分の送信履歴(ログ)保管機能もある。
このほか、ホワイトリストアカウント管理のためのAPIを無償提供する「アカウント管理APIオプション」も用意している。ユーザーのシステムからこのAPIに対してアカウント情報を送ることで、ホワイトリストアカウントの管理を自動化し、IIJセキュアMXサービス利用時の運用管理をより効率化できるとしている。
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