東芝は4月1日、パナソニックとの合弁会社である東芝松下ディスプレイテクノロジーのパナソニックが保有する株式を取得し、100%子会社化すると発表した。株式譲渡予定日である4月28日に、東芝モバイルディスプレイへと社名変更する。
東芝松下ディスプレイテクノロジーは、2002年4月に設立されたディスプレイメーカー。携帯電話、モバイルPCなど中小型の液晶製造を手がけている。
しかし、2008年後半からの経済環境悪化を受け、現在業績は大幅に悪化しているとのこと。これに対し東芝では、「収益改善のための体質改革プログラム」の一環として、一部製造ラインの閉鎖などの構造改革に取り組んでいるという。
今回の100%子会社化に関しては「東芝グループの単独経営とすることで、意思決定のさらなる迅速化を図り、東芝松下ディスプレイテクノロジーの抜本的事業構造改革を加速していく予定」とコメントしている。また、中長期的な事業戦略として有機EL事業の強化を掲げている。
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