レノボ・ジャパンは3月31日、インテル Xeon プロセッサを搭載し、プロフェッショナル・ユーザー向けにデザインされたワークステーション「ThinkStation」の新モデルとして、「ThinkStation S20」と「ThinkStation D20」の2機種を発表した。
価格は、ThinkStation S20のインテル Xeon プロセッサ 5500シリーズ搭載モデルが22万3650円から、インテル Xeon プロセッサ W3500シリーズ搭載モデルが19万9500円からとなる。ThinkStation D20は未発表。
ThinkStation S20にはシングル・プロセッサ、ThinkStation D20にはデュアル・プロセッサを採用した。最新のインテル Xeon 5500シリーズマルチコアプロセッサ搭載モデルは、非常に複雑なタスクをより高速に、個別に処理できる。
また、ピーク稼働時の性能向上に貢献するインテル Turbo Boostテクノロジを追加することも可能だ。NVIDIA Quadro GPUライン(メモリ最大4Gバイト)や、ATI FireProグラフィック(メモリ最大1Gバイト)も選択できる。
OSには、Windows VistaもしくはWindows XPをプリインストール。RedHat Enterprise Linux 5.2のサポートも可能とした。
筐体は、ユーザーの生産性を向上させる環境的なデザインを採用。取り外し可能な持ち運び用トップハンドルを搭載し、暗い場所でも認識可能な光るリセットボタンや、メディアポートを前面に搭載するなど、使い勝手に配慮した。また、内部へのアクセスを容易にする本体側面カバーなどを採用するとともに、放熱処理やファン構造を最適化したという。ThinkStation D20では、ラックマウント可能な本体設計としている。
さらに、使用原料の50%をリサイクル原料とし、最大2000種類の化学物質の排出に対する厳格なテストによってGREENGUARDの認定を受けるなど、従来よりもグリーンITを意識しているという。Energy Star 5.0基準(7月に発効予定)にも準拠した。EPEAT(電気製品の環境評価基準)において、もっとも高い水準となる「Gold」に認定されたモデルも用意したという。
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