見落としていたのだが、Microsoftは3月に入り、汎用ウェブ解析プログラムの取り組みを終了することを発表していた。
Microsoftは米国時間3月12日付のブログ記事で、「Microsoft adCenter Analytics」ベータ版を終了すると語っている。
Microsoftはこのブログ記事で以下のように述べている。「ユーザーからのフィードバックやツールの利用法を通じて教えられたことは、この分野におけるMicrosoftの方針を定めるという重要な目的に役立つものだった。汎用ウェブ解析ソリューションの構築にあたって、情報に基づいた決定を下すための助けとなった。計画は終了するが、ベータ版は非常な成功だったと言える。これにより、われわれが広告主とパブリッシャーに対して、より専門的なニーズを満たす特化したソリューションを提供することによって、最大限の価値を発揮できるのだと確信できるようになった」
ベータ版のユーザーは、12月31日まで引き続きツールを利用できる。
「この期間を利用して各自のウェブ解析に対するニーズを見極め、その結果に従って代わりとなるウェブ解析ソリューションを探されることをおすすめする」とMicrosoftは言う。同社はこのブログ記事の最後に、「Google Analytics」や「Yahoo Web Analytics」、Omnitureの製品といった代替ソリューションのリストを掲載している。
Microsoftは1月にレイオフとコストカットを発表したが、製品の打ち切りはそれほど行っていない。この数カ月では「Windows Live OneCare」や、ビジネスインテリジェンス製品の「Microsoft Office PerformancePoint Server 2007」などが廃止になっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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