ブックマークに関する調査--検索エンジンの普及によってブックマークはなくなる? - (page 2)

Webマーケティングガイド2009年03月24日 08時00分

 まず、ここ1年間での検索エンジンの利用状況がどのように変化したかを尋ねた(図3)。その結果、検索エンジンの利用が増えたと回答したユーザー(「非常に増えた」と「少し増えた」の合計)は46.2%となり、また「利用が減った」(「非常に減った」と「少し減った」の合計)はわずか2.2%としかなく、検索エンジンの利用が拡大していることがわかる。

 そしてもう一つ、サイトの閲覧方法についていつくかのタイプに分け、その内自身がどのタイプにあてはまるかを尋ねた(図4)。その結果、半数以上となる58.5%のユーザーが「決まったサイトを閲覧するうえに、新しいサイトも閲覧する」と回答した。次いで、「いつも決まったサイトを閲覧する」の34.7%が続く結果となった。中には、「日によって異なる」(6.1%)や「どのサイトを閲覧したら良いかわからない」(0.7%)と回答したユーザーも存在するが、90%以上のユーザーはお気に入りのサイトを必ず閲覧し、60%弱のユーザーはお気に入りのサイトプラスアルファで新しいサイトも閲覧することがわかった。

Q3.検索エンジンの利用状況

検索エンジンの利用

Q4.サイトの閲覧方法

サイトの閲覧方法

 図2、4からは、最低でも60%弱のユーザーは常に新しいサイトを閲覧しているにもかかわらず、実は直近でのブックマーク件数は意外なほど少ないことがわかった。この調査結果からだけでは言いきることはできないが、ブックマークから検索エンジンへのシフトが起きているのではないかという仮説が浮かび上がる。

 もちろん、ほとんどのサイトにおいて再来訪が起きていない可能性も考えられるが、ユーザーの意識がこれまでのようにサイトを閲覧するのではなく、“情報を探す”という形に変化してきているのではないだろうか。

 その結果として、ブックマークの利用頻度が減少し、そして検索エンジンの利用が増える。みなさんは、どう思われるだろうか?

 本調査は、ボーダーズが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。

調査対象者:15歳〜59歳の男女
サンプル数:602
調査期間:2009年3月2日〜2009年3月3日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:ボーダーズ

 本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。アンケート回収データ・クロス集計サービス・レポートは有料にてご購入いただけます。調査や有料サービスをご検討の方はお気軽にお問合わせください。

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