消費者の意見を反映させたカップラーメンがいくつか発売されているが、もしネットユーザーが自分好みのカップラーメンを作るとしたら、麺やスープは何を選ぶのだろうか。20代から40代の男女370名に調査、回答を集計した。
まず、麺を選んでもらったところ、スープのからみが良い「ちぢれ麺」が47.1%でトップ。30代(51.4%)では半数以上の支持を得た。2位の「細麺」は女性(40.7%)に人気が高く、全体では数値が低かった「太麺」は比較的40代(20.2%)に好まれていた。
スープは「醤油(39.6%)」「味噌(32.4%)」「塩(27.9%)」では大きな差がみられなかったが、出汁は「鶏がら(39.2%)」と「とんこつ(35.7%)」が人気を二分。
「鶏がら」は特に40代(44.7%)に支持されていた。30代では「とんこつ(37.6%)」が全体1位の「鶏がら」を抜いてトップとなり、他では10%に満たなかった「野菜」が15.6%など、比較的好みが分散された結果となった。
麺、スープの好みの他にどんな健康要素を入れたいかを聞いてみると「入れたくない」としたのは13.2%のみで、多数の回答を得られた。中でも「ノンフライ(24.6%)」と「カロリーオフ(20.4%)」は年代、性別を問わず求められていた。
女性では「コラーゲン(24.0%)」が「ノンフライ(24.0%)」と並びトップ。「ノンフライ」「カロリーオフ」と、脂肪やカロリーを控える守りの姿勢だけではなく、身体に良いものを取り入れたいという積極性がうかがえる。
自分で作るなら「ちぢれ麺」「醤油」「鶏がら」「ノンフライ」の人気が高かったが、普段食べているのはどんなカップラーメンなのだろうか。自由回答で教えてもらったところ、やはり「醤油」味を作りたい人は「醤油」を、「味噌」味を作りたい人は「味噌」を食べていることが多かった。
一方、「とんこつが本当は食べたいけどおいしいものがないのでしょうゆ味」と妥協している回答や、「安い値段の物は失敗しない醤油味やシーフード味。200円以上ならこってりタイプ」と、価格と味の関係を考慮している回答もあった。
具体的に商品名があがったのは、加ト吉「ホームラン軒」、サッポロ一番「カップスター」、エースコック「スーパーカップ」、マルちゃん「麺づくり」「激めん」で、最も多かったのは日清食品「カップヌードル」だった。日清食品は他にも「出前一丁」「チキンラーメン」「ラ王」の名前があがり、「オーソドックスなもの」「昔ながらのもの」を好む人たちにも受け入れられているようだ。
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調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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