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「iPhone OS 3.0」の可能性--新機能がユーザーと開発者にもたらすもの - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル、編集部2009年03月24日 07時45分
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 このような種類の進化は、ユーザーがモバイルコンピュータに常日ごろ求めていたことをまさに実現するようなゲームやアプリケーションが開発されない限り、ユーザーにはすぐには把握できないものだろう。しかし、こうした進化の評価において重要な検討材料は、Appleの「Push Notification Service」(PNS)機能が現実の世界で宣伝通りに機能するかどうかという点となる。Appleは、そうしたサービスを構築する最初の試みは、膨大な数のiPhoneによって発生する負荷のために失敗していただろうと認めているし、Appleのこのサービスのアーキテクチャが単一障害点(Single Point of Failure:SPOF)となっていることは、Research in Motion(RIM)の「BlackBerry」のユーザーが時折直面するような、機能停止の可能性をiPhoneにも与えることになる。

 しかし、機能自体の議論の中で触れられていないのは、AppleがiPhoneを扱う開発者を支援するために行っているいくつかの措置についてだ。例えばAppleは、新しいSDKのリリースに合わせて(ベータ版が公開されたのは17日だが、開発者は17日にAppleのウェブサイトに殺到した)、ヒントを交換したり、作業のサポートを受けたりできる、開発者向けの掲示板を設置している。Appleは6カ月前には、開発者が自分のアプリケーションについて話すだけで裁判沙汰になると脅していた。

 また、多くの開発者が自らのアプリケーションを「App Store」に出そうとする際に感じた、「ブラックボックス」的な承認プロセスに対するさまざまな不満に対して、Appleは敏感になっているように思えた。Appleは、全アプリケーションの約96%が承認されており、アプリケーション申請の約98%が7日以内に承認されているとしている。これは最近の数字であって、丸1年にわたるiPhone開発の状況とは異なるかもしれない。しかし、この話題について数カ月間沈黙していた後に、Appleがこうした問題を認めようとするということは、iPhoneでビジネスを構築しようとする人々にとって、iPhone開発経験のこの部分がどれほど重要かということを、Appleが認識していることを示すものだ。

 Appleが2009年に、「Mac OS」とiPhone OSの開発の両方で、少し似たアプローチを取っているのは興味深い。

 「Mac OS X Snow Leopard」では、新機能追加よりも、安定性とパフォーマンスに焦点を当てることが予想されている。iPhone OS 3.0でも同様に、開発者に対して、何か1つの素晴らしい機能よりも、アプリケーションのベースとなる、より高機能のプラットフォームを提供することを中心にしている。ライバル企業が、競争の状況を変えうる主要なリリース(Microsoftの「Windows 7」やPalmの「Palm webOS」など)を計画しているにもかかわらず、そうするのだ。

 Appleは、iPhone 3.0の出荷を「2009年夏」と約束することで、その解釈に大きな幅を持たせている。専門的に言うと、夏とは9月21日までということになる。ライバル企業の反撃の中で、AppleがiPhoneの順調な成長を維持するには、iPhone 3.0を必ず予定通りに、問題なく出荷できるようにする必要がある。

 性能を上げたハードウェアを搭載した新しいiPhoneというのも恐らくプラスになるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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