Twitterが、「OAuth」仕様をサポートするインターフェースのベータをすべての開発者に向けて公開した。開発者はこれを利用して、サードパーティーのウェブサイトからTwitterのAPI経由でTwitterにアクセスできる。TwitterのAPIチームを率いるAlex Payne氏が米国時間3月16日、Twitterのつぶやきとして発表した。
OAuthは、オンライン認証のためのオープンな標準だ。OAuthを利用すると、特定のウェブサイトにパスワードなどの情報を保存しているユーザーは、他のウェブサイトでもそのデータを利用できる。しかも、自分のID情報を共有することはない。TwitterのOAuthに関するFAQによると、TwitterのOAuthサポートは数週間前、限定ベータとして一部の開発者に公開されていた。
OAuthの公式サイトでは、OAuthを「客の車の鍵を預かるボーイ」にたとえている。この場合、鍵は車を運転するのに利用されるだけであって、車のトランクを開けることはできない。「自分が通常使う鍵ではすべて開けることができるが、他の人が自分の車を限定的に利用できるようにする特別な鍵を誰かに渡す。OpenIDは、多くのウェブサイトにサインインする単一のIDだが、OAuthはID情報(あるいは機密情報にあたる部分)を共有することなく、自分の情報にアクセスできるようにするものである」
2008年6月、Googleは、「Google Data API」でのデータ共有のため、OAuthをサポートすることを発表した。その数カ月後、今度はウィジェットプラットフォーム「Google Gadgets」でもOAuthサポートを表明した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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