ネットワーキング大手のCisco Systemsが米国時間3月16日、大方の予想どおり、同社独自のサーバハードウェア製品の提供に乗り出すなどのユニファイドコンピューティングへの取り組みについて発表した。
Ciscoが手がける「Cisco Unified Computing System」のターゲットは、大企業のデータセンターや施設だ。このような場所では、大企業がテクノロジ関連のサービスを提供したり、テクノロジ関連の業務を遂行したりするために、おびただしい数のサーバを設置している。Unified Computing Systemは、ネットワーキング、コンピューティング、ストレージ、および仮想化のリソースを統合することで企業のリソースの無駄をなくし、企業の総所有コストを減らすことができるように設計されたシステムだ。そして、管理、電源や冷却などの人手とコストを必要とする機器の数を「大幅に削減」できるようになっている。
このシステムを構成するハードウェア製品は、以下のとおりだ。
Unified Computing Systemには「Cisco UCS Manager」という組み込みソフトウェアも搭載されている。
また、この16日には、Microsoft、VMware、BMC Software、Accentureなどの企業とCiscoとの提携も発表された。
更新情報(太平洋夏時間10時45分):Microsoftの発表によれば、Ciscoは、「Windows Server 2003」、「Hyper-V」機能を搭載した「Windows Server 2008」、および「Microsoft SQL Server 2008」ソフトウェアをパッケージ製品として販売およびサポートするという。
一方、VMwareは、仮想ネットワークのポリシーとリソース管理を行うための同社製品「VMware vCenter 」にUnified Computing Systemを統合すると発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」