Appleは、「iPhone」のゲームで得た成功をリビングルームでも再現しようと狙っているようだ。Appleは「Apple TV」向けに作成したと見られる「Wii」風の無線コントローラに関する特許を申請しており、公開された申請情報からはこのコントローラがさまざまなものに利用されると推測できる。
この特許申請には、下の画像を含め、「Safari」のようなアイコンや、「iPhoto」ライクなアプリケーションに見える画像が示されている。
特許申請の説明文には、「遠隔にある棒状のものがメディアシステムのオペレーションを制御する」と明記されており、参考としてApple TVを利用している。これが、デバイス上でのゲームを意図しているということはあり得えるだろうか。
Apple TVはパワフルな製品だが、できることは限られている。誤解のないように記しておくが、筆者はApple TVが大好きだ。自宅にApple TVがあり、ほぼ毎日利用している。リビングルームで映画を観たいと思ったときに、最も簡単にセットできるのがApple TVだし、「Flickr」や「YouTube」などに関する機能はすばらしい。パーティでも活躍している。
しかし、現時点でできることはこれぐらいですべてだ。Appleは、ゲーム(およびその他のアプリケーション)をiTunesの「App Store」経由で配信するすばらしい方法を考案した。Apple TVの基本的なOSはiPhoneに非常に似ていることから、Apple TV向けに同じようなものを開発することはそれほど難しくないだろう。
筆者はこうした予想が非常に楽しみである。バイクバトルゲームの「Light Bike」を解像度720pのTVとサラウンドサウンドでプレイできたらどんなにすごいか、想像してみてほしい。また、Apple TV用アプリケーションの開発がiPhoneのようであれば、安価で申し分のない大量のゲームを目にすることができるかもしれない。
Apple TVが「Xbox 360」や「PLAYSTATION 3」に対抗する意図はないだろうが、任天堂の関係者ならば、どちらかといえばAppleがこの特許申請で最終的に何をするつもりなのかを注目したいところだろう。
PC Worldが報じている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス