ここ数年、成分も色もパッケージも実にさまざまな野菜ジュースが市販されるようになり、画一的だった野菜ジュースのイメージが大きく変化しているようだ。消費者はどこで購入し、どのような機会に飲んでいるのだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー386名の回答を集計した。
回答者の野菜の好嫌度は「好き」が38.9%、「どちらかというと好き」が34.2%で、「好き」派が73.1%。自己判断による野菜の摂取状況は「十分に摂取できている」が32.6%、「十分に摂取できていない」が67.4%と摂取できていないと考える人が多数だった。
市販の野菜ジュース(果汁入りを含む)の摂取頻度を聞いたところ、「頻繁に飲む」が17.6%、「たまに飲む」人は59.1%、「まったく飲まない」人は23.3%と75%以上が「飲むことがある」とした。
野菜ジュースを飲むことがある296名に「もっとも飲むことが多い機会」を聞いたところ、「時間は問わず飲みたくなったときに」が64.5%で男女、年代を問わず最も多く、「朝食と一緒に」が16.2%、「昼食と一緒に」が8.4%、「お菓子」や「夕食」などとした人はごくわずかだった。
市販の野菜ジュースを最もよく購入する場所は、「スーパー」が56.4%、「コンビニ」が33.4%で、「自動販売機」などはごく少数にとどまった。性別では、女性は「スーパー」が64.9%を占めて男性(49.4%)を上回るが、「コンビニ」では男性(37.0%)が女性(29.1%)を上回る結果に。
年代別に見ると、40代(62.6%)をトップに年代が上がるほど「スーパー」での購入率が高く、「コンビニ」は年代が下がるほど購入率が高い。ともに、 40代と20代では13ポイントの差がついている。野菜ジュースを買う場所は、女性および年代が高いほど「スーパー」が中心で、男性および年代が若い層は「コンビニ」が多いようだ。
最もよく購入する野菜ジュースのタイプは、「紙パック(500ml以内)」が45.6%でトップ。2位は「ペットボトル(501ml以上)」で 22.6%。「紙パック(500ml以内)」は男女、年代を問わずトップだが、20代では過半数を占めるのに対し、30代、40代では40%前後だった。また30代では「ペットボトル(501ml以上)」が30.3%、「紙パック(501ml以上)」も14.5%と大容量のものが他の年代より高かった点が目立った。
「市販の野菜ジュースを飲む理由は何か」複数回答形式で聞いたところ、全体では「野菜不足を感じているから」が56.8%で最も多く、特に男性、20代、30代では60%を超えた。
以下は40代で52.3%とトップだった「健康のため」が49.3%、30代で51.3%と過半数を超えた「野菜を手軽に摂れるから」が48.3%と僅差で並び、4位は「おいしいから」で20代では40.7%、全体では34.7%といった順で、「美容のため」「体調が優れないから」「色がキレイだから」などは10%に満たなかった。
「市販の野菜ジュースを選ぶときのポイント」を複数回答形式で聞くと、54.1%が「価格」と回答してトップ。以下「おいしさ」「飲みやすさ」が40%台、「野菜や果物の種類」が30%台、「野菜の割合の多さ」「栄養成分」「メーカー」が20%台で続いた。消費者は野菜ジュースの価格はもちろん、おいしさや飲みやすさを重視して選択しているという結果が見えた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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