ネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアは株式会社FATZと共同で、アイシェアが提供するサービス会員をパネラーとするリサーチ結果を発表した。
偏食やダイエットによる栄養バランスの悪化など、しばしば現代人の食に対する意識の低下が問題視され、2005年には食育基本法が成立し、国家レベルで国民の健康に対する意識改革に取り組もうとしている。コンビニなどでもサプリメントが数多く発売され、偏った栄養バランスを補うことが容易になった。そこで今回の調査では、健康に対する意識とサプリメントの摂取について、30代から50代を中心とするネットユーザー男女に調査を実施し、682名の回答を集計した。
日頃の食事で必要な栄養素が足りていると思うか聞いたところ、「一部は不足していると思う」57.6%、「不足していると思う」25.4%と、全体の8割以上が栄養素は足りていないと回答、「全て足りていると思う」は17.0%だった。
男女別では、男性では「全て足りていると思う」が21.3%なのに対し、女性では11.6%だった。自身の健康について考えて言うかとの質問に対し、「たまに考えている」が39.1%で最も多く、以下「考えている」 34.6%、「よく考えている」13.3%、「あまり考えていない」11.9%、「考えていない」1.0%と続く。
サプリメントを摂取しているかとの質問に対し、「体調不良などの時に一時的に摂取する」が37.5%で利用方法として最も多く、以下「摂取したことはない」26.0%、「毎日摂取している」22.3%、「定期的に摂取している」14.2%となった。全体的にサプリメントの摂取経験は74.0%と高く、健康に対する気遣いがうかがえる。
男女別では、男性では「摂取したことがない」が33.1%なのに対し、女性では16.9%と、女性の方が摂取率は高いことがわかった。サプリメントはビタミン系、バランス系、ダイエット系などそれぞれ効果が異なる商品が多い。
そこでサプリメント利用者に対して、何種類のサプリメントを摂取しているのか聞いたところ、「1種類」が37.2%で最も多く、以下「2種類」31.9%、「3種類」14.7%、「4種類」6.7%、「5種類以上」9.6%。男女別では男性が「1種類」41.6%なのに対し、女性では32.8%。女性では「2種類」が32.6%で複数のサプリメントを摂取している割合が高いことがわかった。
なぜ複数のサプリメントを摂取するのか自由回答で聞いたところ、「効果が異なるため(30歳/男性)」「色々な栄養を摂取したいから(32歳 /女性)」「摂りたい物が全て1つにまとまっていないから(45歳/女性)」など、1種類では不足している栄養素を補えないため、数種類のサプリメントを摂取しているという声が多かった。
そこで、1種類に不足栄養素を補えるサプリメントがあれば利用するか聞いたところ、「利用する」が67.2%で半数以上が利用すると回答した。男女別では、男性が「利用する」62.4%なのに対し、女性は71.4%という結果になった。万能サプリメント発売への期待は高そうだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス