退屈な金曜日にささやかな楽しみを求めているTwitterユーザーは、どこか違うところで楽しんだ方がよさそうだ。
セキュリティ研究者のRik Ferguson氏が書いたトレンドマイクロのブログによると、Twitterのユーザーアカウントを乗っ取る新たな攻撃が発生し、米国太平洋標準時3月6日午前11時(グリニッジ標準時午後7時)からの2時間で少なくとも700人分のアカウントが乗っ取られたという。
被害に遭ったのは、ウェブカム経由で23歳の女性とチャットができるとTwitterのメッセージで誘われ、メッセージ中のリンクをクリックした人たちだ。
Ferguson氏は、「今夜、大量のTwitterアカウント乗っ取りが発生しているようだ」と述べ、次のように説明している。
「当然ながら、このリンクをクリックしないよう推奨する。リンクは成人向けのウェブカムポータルサイトにつながっており、これはどうやらクレジットカード情報を収集するために作られたサイトのようだ。影響を受けたユーザーは、できるだけ早くパスワードを安全なものに変更すべきだ」
Twitterの共同設立者であるBiz Stone氏は、攻撃があったことを認め、同社が乗っ取られたアカウントのパスワードをリセットするとともに「スパム投稿」を削除した、と述べた。Stone氏はブログで、「本日、約750人のTwitterアカウントが乗っ取られ、そのアカウントを使ってウェブカムサイトへのリンクが投稿されたことが分かった」と書いた。他のサイトやサービスでも同様の攻撃が発生しているようだ。
Stone氏はユーザーに対し、Twitterのアカウントに破られにくいパスワードを使用すること、他人には決してパスワードを教えないことを強く勧めている。
Twitterでは2009年2月にも、ユーザーを騙してスパムを投稿させる一連のクリックジャッキング攻撃に対処したばかりだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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