警察庁は2月26日、2008年におけるサイバー犯罪の検挙状況を発表した。
警察庁によると、2008年中のサイバー犯罪における検挙件数は6321件。前年より15.5%の増加となり、2004年から過去5年間で約3倍になった。
また、検挙されたサイバー犯罪のうち、全体の68.6%を占めているネットを悪用した犯罪は4334件で、前年比で10.6%増加。その内訳では「ネット詐欺」が1508件(前年比0.3%減)がもっとも多く、中でもネットオークションを利用した詐欺が1140件(同7.2%減)にのぼった。
一方、前年より増加したのは「児童買春およびび条例違反」で944件。このうち「児童買春」は507件で前年比で8%減少したものの、「児童ポルノ」(254件、前年比32.3%増)、および「青少年保護育成条例違反」(437件、同90%増)が大幅に増加した。
また、「出会い系サイト規制法違反」で検挙された件数は、367件で前年の122件から約3倍増となった。
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