ネット上に複数の利用者がデータを投稿するモデルはあるが、SocialIMEのように1つデータとして集約し、利用するというものは少ない。「登録された単語を公開してしまうようなことは、今の時代だからできること」と奥野氏は語る。
気になるアプリケーションの使い勝手だが、オープンソースの日本語入力システム「Anthy」を使っており、一般的なIMEと同様の操作性を持っている。辞書はインターネット上の共有辞書を使用するが、変換時のレスポンスタイムは0.2秒とストレスなく使用できる。また、共有辞書とは別に、ウェブ上のコンテンツを分析したことで生まれた日本語N-Gram形式の辞書を用いた予測変換機能を提供しており利便性を向上している。
現在のところアプリはWindows版のみだが、APIが公開されており、誰でも対応アプリを開発できるようになっている。すでに、Linuxなどで使われるuim対応版、辞書サーバであるSKKサーバ対応版なども有志によって実験的に公開されているという。
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