近視や乱視の矯正はもちろん、近頃はおしゃれのツールとしても活用されるようになったメガネだが、その利用動向について20代から40代を中心とするネットユーザーを調査、男女433名の回答を集計した。
ネットユーザーが持っている度入りのメガネの本数は「1本」が31.6%。「2本」が22.2%、「3本」が13.2%、「4本」が3.5%、「5本以上」は6.7%と、メガネを1本以上持っている人は合わせて77.1%を占め、2本以上持っている人も全体の45.5%と半数に迫る多さだった。
男女別に見ると、所有率は男性73.5%に対し女性が80.8%と女性の方が多く、年代別では30代が76.3%、40代が76.7%で、20代の69.8%よりも高い所有率。しかし、20代では「5本以上」持っている人が11.6%と、他の世代に比べて高かった。
メガネを2本以上所有している人に、どのようにメガネの使い分けをしているかを自由回答形式で答えてもらったところ、多数を占めたのが「仕事とプライベート」「室内用と外出用」での使い分け。
また「服装」や「気分」といった意見も多く、メガネをファッションアイテムや自己表現の手段として活用している様子がうかがえる。また、映画鑑賞時や運転時のみ度数の強いメガネにかけかえるという意見も見られた。ケースはさまざまだが、それぞれのTPOや目的に応じて使い分けをしているようだ。
また、メガネを持っている人全員に、視力が落ちた原因について当てはまるものをすべて選んでもらったところ、「パソコン」40.1%、「勉強」 38.6%、「読書(書籍)」30.2%がトップ3となった。
男女別に見ると、男性では「パソコン」が37.3%、「勉強」が32.9%と「パソコン」の方が多く、「テレビ」も25.5%で3位。一方、女性は「勉強」が43.9%、「パソコン」が42.8%とわずかな差で逆転し、3位は36.4%で「読書(書籍)」。
年代別では30代、40代は「勉強」が最も多かったが、20代では「ゲーム」が53.3%とトップで、「インターネット」も33.3%と他の世代より高かった。
今回の調査で1本以上メガネを所有している人の割合は7割以上に上ったが、彼らがメガネにしている理由を自由回答形式で聞いたところ、その扱いやすさを支持している人が多く、中でもコンタクトレンズと比較した上で「メンテナンスが楽」「着脱が容易」とする声が目立った。
また、「アレルギー」や「ドライアイ」が原因で、コンタクトが合わないという人も。一部にはメガネをファッションに取り入れるという意見もあったが、大半は扱いやすさや安全性を重視しての着用というのが本音のようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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