楽天は2月10日、イーバンク銀行を連結子会社化したと発表した。これまで保有していた優先株式を普通株式に転換し、議決権保有比率は48.69%となった。
楽天は、イーバンク銀行の議決権保有のために銀行法上必要な主要株主認可を金融庁から取得し、保有するイーバンク銀行の乙種優先株式66万6000株をすべて普通株式に転換した。発行済み株式全体における楽天の持ち分比率は46.39%となる。
これにより、楽天は2009年12月期第1四半期(1月1日〜3月31日)よりイーバンク銀行を連結子会社として扱うという。
楽天とイーバンク銀行は2008年9月に資本・業務提携契約を締結し、楽天がイーバンク銀行の優先株式199億8000万円を引き受けていた。また、楽天子会社の楽天クレジットの個人向けローン事業をイーバンク銀行との間で事業統合する計画もある。
今回の子会社化について、楽天では「楽天グループは、ネット専業銀行No.1 の口座数(300万口座)を有するイーバンク銀行の顧客基盤へのアクセスが可能となるほか、楽天グループのユーザーにとっても、イーバンク銀行の質の高い先進的な決済サービスの利用が可能になることが期待される」としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス