「Xen」ハイパーバイザーを支援するビジネスソフトウェア企業のCitrix Systemsは、2008年第4四半期決算の業績結果に「満足している」と述べる一方で、10%の人員整理を実施する計画を発表した。
同社が米国時間1月28日に発表した決算内容を見ると、製品ライセンス収益は前年同期比で9%減となったものの、全体の収益は前年同期の4億ドルから4億1600万ドルへ増加した。また、ライセンス更新による収益は前年同期比13%増、オンラインサービス部門の収益は前年同期比18%増となった。第4四半期の純利益は、GAAPベースで前年同期の6300万ドルから6000万ドルへと減少している。
また、同社は2008年通期の決算も発表した。年間収益は2007年の13億9000万ドルから14%増の15億8000万ドルとなったが、2008年度の純利益は2007年の2億1400万ドルから1億7800万ドルへと減少している。
Citrixの最高経営責任者(CEO)、Mark Templeton氏は声明の中で、「特異な世界情勢での、第4四半期および2008年通期の業績結果に満足している」と述べた。
同時に、同社は「リストラ計画を開始し、約10%の人員削減を実施する」ことを明らかにした。これは、およそ490人が職を失うことを意味する。
Xenの名を冠した仮想化事業に関しても、わずかに業績を落とした部門がある。「XenApp」「XenServer」「XenDesktop」の3部門のうち、XenAppの2008年第4四半期の売り上げは前年同期比3%減となった。
同社で英国、アイルランド、南アフリカのエリアバイスプレジデントを務めるJames Stephenson氏は、ZDNet.co.ukの取材に対して、「全体として、Xenの事業は非常に健全なように見える。われわれも他の部門と同じで、2008年第3四半期まで事業は順調だった」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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