Appleは、「MacBook」などのグラフィックス問題に対応するためのソフトウェアアップデート「NVIDIA Graphics Update 2009 1.0」を取り下げた。多くの問題が解決に至らなかったもようだ。
AppleInsiderは米国時間1月28日、このアップデートが削除されていることを取り上げた。Appleは26日にこのアップデートをリリースしていた。同アップデートを掲載したウェブページは、Appleのサイトから削除されている。しかし、Googleのキャッシュで、このウェブページのコピーを確認することができる。しかし、当然のことながら、アップデートファイルは発見できない。
AppleInsiderが指摘しているように、Appleがリリース後わずか2日で同アップデートを取り下げた理由は明らかではない。同アップデートは、新型MacBookシリーズに「Mini DisplayPort」で外部モニタを接続した際に生じる画面問題を修正するためのものだった。この問題は、一部の新型MacBookユーザーの間で発生していた。Appleのディスカッションフォーラムを確認した限りでは、同アップデートはユーザーの問題を修正できなかったもようだ。また、一部では問題が悪化した場合もあるようだ。
この問題は、2008年10月にリニューアルされたMacBook、「MacBook Air」「MacBook Pro」が影響を受ける。これはまた、同モデルのうちで、統合型グラフィックスプロセッサを使用している場合にのみ発生する問題のようで、NVIDIAの独立型グラフィックスプロセッサを使用している場合は発生しないもよう。この問題とは別に、同アップデートの中には、NVIDIAの「GeForce 7300 GT」を搭載するMacでHD動画を再生する際に発生する問題の修正も含まれていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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