アップル、App Storeに大手ゲームパブリッシャー専用セクションを新設か

文:Marguerite Reardon(CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟2009年01月30日 07時44分

 Appleは、App Store内に新たなセクションを立ち上げ、より多くの売り上げをゲームディベロッパーにもたらす、プレミアムゲームタイトル専用コーナーを設ける計画を進めている可能性がある。

 このうわさを最初に伝えたPocketGamer.bizの投稿ブログによると、新たなセクションには、おそらく約20ドルが最多販売価格帯となるゲームが並ぶことになる。

 同セクションで販売されるゲームは、すでにApp Store上で多数のゲームタイトルを提供している、中小のゲームディベロッパーからの作品ではなく、大手ゲームパブリッシャーからの提供に限定される方針であると、同ブログは伝えている。

 PocketGamer.bizは、Appleが新セクションの発表を行うのは、6月に開催予定のWorldwide Developers Conference(WWDC)となる可能性が高いとにらんでいる。

 現在、App Store上では、1500を超える豊富なタイトルのゲームが提供されている。しかしながら、一部のゲームディベロッパーは、App Storeのオープンな市場とトップ100のランキングが利するのは、販売価格が安く、大量に配信されるアプリケーションに限られる傾向が強いとの不満を口にしている。

 つまるところは、AppleInsiderが、iPhoneおよびiPod製品担当バイスプレジデントであるGreg Joswiak氏の発言を引用して伝えたように、App Storeの大きなメリットの1つには、低コストでも、市場での有力プレイヤーとして台頭可能な点が挙げられる。ゲームディベロッパーにとっては、一般大衆に広くゲームを販売する上で、App Storeならば、もはや(大手)ゲームパブリッシャーを必要とはしないことを意味しており、これは良いことだと、Joswiak氏は考えているという。

 ゲームは、App Storeで提供されるアプリケーションの中でも、最も人気がある。ゲームは現在、App Store上での提供タイトルの、ほぼ25%を占めるまでになっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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