Macの25年間の変遷をつづったCNETのフォトレポートでは、分厚いプラスチックと小さな画面の初期モデルから「MacBook Air」のような製品に至るまで、パーソナルコンピュータ業界が進化してきた様子を知ることができる。
デスクトップコンピュータは、小型化するとも言えるし、大型化するとも言える。「Mac mini」でさえ家電用キャビネットには大きすぎると考えられるようになるという点では、小型化が進むだろうし、テレビやホームセキュリティシステムなどのさまざまな家庭用機器と一体化されるという点では、大型化するだろう。もう1つ、最終的に定着すると思われるトレンドがホームサーバである。現時点ではまだ、慎重な人々には受け入れられていないが、いずれすべての家庭に普及するだろう。Appleでは製品開発によってそうした市場に対応するだろう。そしておそらく、Appleがその製品を「サーバ」と呼ぶことはないはずだ。
iPhoneなどのスマートフォンは大流行しているが、本物の画面やキーボードを備えたノートブックコンピュータに取って代わることはないだろう。理をわきまえた人たちの間で、画面やキーボードがどの程度の大きさになるかについて意見が一致することはないだろうが、現実の仕事やエンターテインメントでは、ハンドヘルド機器よりも大きなサイズが必要となるに違いない。「MacBook」は、ソリッドステートドライブやマルチタッチジェスチャ入力などの既存機能と、フレキシブルディスプレイや高度な音声認識テクノロジといった科学博覧会で発表されるようなプロジェクトとを融合させながら進化を続けていくだろう。
2008年、Macをめぐる大きな疑問の1つは、AppleがMacBookの価格を引き下げるか、いわゆるネットブックを発売することで、差し迫った景気後退に屈するかどうかだった。AppleがベーシックなMacBookラインアップで、バーゲン用の棚に並んだライバル製品と戦う姿は想像しにくいが、性能が一定のまま、処理能力のコストが今後も下がり続けるのであれば、同社の利益幅を損なうことなく自然とコスト削減が行われるかもしれない。また、ネットブックというコンピュータ形式のトレンドが今後も続くようであれば、最近のコメントにかかわりなく、Appleが独自のネットブックを発売しても驚くことではない。
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