地球温暖化防止のための「国民運動」として、環境省を中心に取り組みが続けられているクールビズとウォームビズ。2005年の開始当初と3年後の2008年に行った意識調査を振り返り、クールビズ、ウォームビズに関するユーザーの意識がどう変わったのかを見てみた。
クールビズへの取り組みを始めた2005年の調査では、43.8%の人が「定着しない」と考えていた。しかし、導入から3年経った2008年の調査では、 44.5%が「定着したと思う」と答え、勤務者の約半数の48.2%が実際に「勤め先でクールビズを導入している」と答えている。クールビズについては、着実に定着してきているといえそうだ。
一方のウォームビズについては、2005年調査で「定着すると思う」人が31.4%とクールビズに比べ取り組み前の期待感が高かった。しかしながら、2008年調査で「定着したと思う」人は全体の7.7%にとどまり、2008年調査で、実際勤め先でウォームビズ導入されているかどうか尋ねたところ「導入している」と答えたのは24.5%と4分の1程度。クールビズが約半数で導入されているのと比べると、ウォームビズは道半ばのようだ。
とはいえ、エコ意識が高まる中、ウォームビズも「これから定着すると思う」と期待している人が57.1%と半数を超える。ウォームビズの普及には、環境省のさらなる取り組みが必要ということだろうか。定着は進むのか、今後の動向が気になるところだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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