総務省は12月17日、2011年のBSデジタル放送開始に伴う、携帯電話などへの電波干渉問題に対して注意事項を公表した。
総務省によると、新たに開始されるBSデジタル放送において一部の放送受信システムで、衛星から受信した電波が漏えいし、携帯電話などに干渉を与える可能性があるという。
このため、総務省ではBS、110度CS放送受信システム設置の際には、ブースターの利得調整を適正にすることや、コネクタや配線部分の接続は正規の方法で適切にし、堅固に留めることなどを推奨している。
また、ブースターや分配器など屋外に設置する機器はF型接栓(コネクタ)タイプを使用する、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)で審査、登録された「DHマーク」製品の利用することなどを勧めている。
そのほか、障害の原因調査のため、総務省や委託業者が各家庭に訪問する際は、担当者は必ず身分証明書を携行し、部品交換や改修などに費用等を請求することはないとして、注意を呼びかけている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」