iPhone Dev Teamは、2008年末までに「iPhone 3G」のソフトウェアベースのロック解除方法を提供すると約束した。
iPhone Dev Teamは2008年10月、この目標達成に近づきつつあることを示唆していたが、ついに米国時間12月16日、ソフトウェアダウンロードを31日に提供予定であると発表した。オリジナルのiPhoneのロック解除に広く利用された抜け穴をAppleが修正した後、iPhone 3Gは、正規のモバイルネットワーク以外で使用することが難しくなっていた。
iPhone 3Gに付随するSIMカードを操作することにより、好みのネットワークで使用できるようにするという方法もあるが、それは普通のユーザーが家庭で簡単に試すことのできる方法ではない。iPhoneをロック解除したい場合は、まずiPhoneをjailbreak(脱獄)し、iPhone Dev Teamのアドバイスに注意して、先に特別なパッチを適用することなく「iPhone 2.2」ソフトウェアアップデートを回避する必要がある。
これはAppleが、同社が管理する別のプラットフォーム「Mac」を用いてロック解除を試みるユーザーたちの攻撃を食い止めようとしているためなのかもしれない。AppleのMac OS X 10.5.6アップデートでは、「PwnageTool」や「QuickPwn」といった有名なjailbreak用ツールが、最新版ソフトウェアを稼働するMacに接続されたiPhoneを認識できないようにしているという報告が複数発表されている。
iPhone Dev Teamは単なるバグだと考えているようだが、Appleは明確な意図に基づいてそうしているとArs Technicaは見ている。ロック解除やjailbreakは、世界中でのiPhoneリリースという同社の栄光にやや影を落とし、App Storeの集客率をかなり減少させたが、Appleや地域の通信事業者に電話の使用方法を指図されたくないと考えるユーザーは今後も必ず出現するだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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